数字で見る助産師の実態

看護師として働きながら、助産師の国家資格取得を目指している方も多いのではないでしょうか。そんな方にとって、就業者数や平均年齢など、助産師の実態を示す数字は参考になると思います。
まず、助産師として働いている看護師の数ですが、厚生労働省の調査によると、2018年時点で3万6911人となっています。助産師の数は年々増加しており、2008年の2万7789人に比べると32.8%増えました。しかしそれでもなお、助産師の数は不足しているといわれています。

助産師の年齢をみると、最も多いのが25~29歳の15.3%です。次いで40~44歳の13.9%、30~34歳の13.3%、35~39歳の13.3%の順となっています。20代後半から40代前半が全体の半数以上を占めており、40代後半が12.5%、50代後半は10.4%となっています。

一方、看護師の数は40~44歳が最も多く15.1%です。次いで45~50歳が13.1%と、40代が多く活躍しています。これに比べて助産師の年齢構成は、若めといえるでしょう。助産師というと経験豊富なイメージがありますが、実際は若い世代にも人気の職業であることがわかります。

都道府県別の助産師の数をみると、10万人当たりの助産師の数が最も多い地域は、島根県でした。2位が鳥取県、3位が長野県、4位が鹿児島県、5位が徳島県となっています。
これに対して助産師の数が最も少ない地域は、埼玉県でした。2位は千葉県、3位は広島県、4位は愛媛県と三重県と続きます。

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